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勉強会

今日は朝の曇りスタートの割りには思った以上に雨が降り、RCCカープナイター!!ラジオ初実況予定の伊東 平さんの声が聞けるか気になる平中です。
さて本日はいつも色々な面でお世話になっている広島県工務店協会から耳より情報の案内が届き見学に行ってまいりました。近年では大工工事も効率の良い形が増え「大工」ではなく「大はち」「大なな」と言われてしまう組立工事が主流となってしまい、建築大工が絶滅の危機にあると言われております。JBN全国工務店協会では大工の雇用条件の見直しや育成に取り組んでおられます。広島県でも冒頭にでてまいりました広島県工務店協会の活動により建築大工1級技能士の教育・育成を手掛け池芳工務店でもその取組みを応援しております。このような中で今回は写真のような特殊な建築物を「宮大工技術」ではなく、一般的な「木造建築規矩術=定規など使い墨付・加工・つくり出す技術」の教育を受けた普段では住宅を建てる「木造建築大工」が非住宅=神社仏閣など、どこまで施工可能なのかという事をテーマに企画していただきました。
梁と梁をつなぎ合わせる仕口加工を行っている様子です(工事中の写真も展示してわかりやすい!)
ピシャリ!
複雑に合わさっている屋根を支える横架材を見事に組み立てておられています
そしてこれが圧巻!扇垂木!美しい…この屋根をささえる骨組をつくるのに2か月かかったとの事です。木の素性をみて割付し、1本1本個性の違う木にあわせ墨付け、加工。何度も切っては当てての繰り返しだったと思います。いや!スゴイ!…とこれをまた宮大工ではない人達がおこなったことがスゴイと感じました(主催者側の思惑通り)ただそれには大工にただ「やってみてね」と投げるのではなく設計段階から規矩術の本を読み勉強しどのような仕口、組み方をすれば良いかを検討、実践の中でも改良、挑戦されたからこその結果だと思います。設計図ではなかったムクリを65mmつけたこと、発注者からのお金の面でのご要望にもこたえる知識やアイディア!今回この会に参加できて本当によかった!現状維持は衰退だ!昨日よりも今日の自分をより良くできるよう頑張ってまいります。ありがとうございました!
IKEHOUSE