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大黒柱

こんにちは。雨ですね~先週の大雨には負けますが夜からよく降ります。出勤途中も水たまりも多くバッシャンバッシャン。車が車に水をかけるのは仕方ないにしても通学途中の小学生の子ども達を見るたびに『気をつけてね~』とヒヤヒヤした平中です。
さて先週から3連続程度で登場しておりましたO様邸上棟の様子ですが、本日はその舞台裏。大黒柱の加工でございます。効率化が進み大工の腕による加工精度不足や間違いがなくなり職人不足にも対応できていく世の中の流れですが…寂しいですね。そんな寂しさを跳ね返すべくIKEHOUSEで長年大工をして頂いております。1級建築士、1級技能士を持つ吉川大工親子の登場です。
工場で加工を出来てしまう構造材のプレカットですが、やはりこの大きな丸太は規格外。大黒柱はもちろん、それに取りつく横架材(梁)の仕口も全て手加工になります。今は木の下においてある台も材木店でも見かけないようです。重たい材料を動かしてもビクともしません。後ろで通りをチェックする息子さんもカッコいい。
道具も普段見かけるものとは格段に違います。これはほぞ穴などをあける角ノミ。
刃の大きさが3倍くらいですか。おばけ丸のこです。 太い梁もいっぱつ!
そして 前々々回で空を飛び組み上げたものがこれ!しびれます。
昔は全てを大工さんが木材を見極め、墨付け、加工し棟上げをしていたようですので棟梁は夜も眠れなかったでしょうね。吉川大工も私も落ち着くまではヒヤヒヤしてましたが良かった。そして上棟時には木の事も詳しいO様と話すのも嬉しかったのですが、プラスα 宮大工だったおじい様が材料を誉めたおしてくれるんです。
木材のお話しできて楽しかったです。また遊びに来てくださいね。
O様おめでとうございます。引き続き宜しくお願いいたします。