「音楽茶房 78 セブンエイト」(安佐南区西原)というお店です。
いつぞや国道183号線を夕方車で走っておりましたら、今時には珍しいネオンの看板が屋上にかかっておりまして、何の店だろうか?と家で調べておりました。
すると「蓄音機が聴ける」とのこと、どんなもんじゃろうか?と、ぷらっと寄せてもらいました。
中に入りますと、奥には大きな蓄音機が3台、そしてピアノが隅に置かれ、喫茶店とライブハウスが一緒になったようです。
珍しそうな顔で近くまで観にいきますと、白髪の店主さんがうれしそうにウンチクしてくれました。
たくさん集めたレコードは、SPレコードといって1分間に78回転するそうで、その媒体がこの大きな蓄音機なのです。店の名前「78」もそれにちなみました、とのことでした。
その中から、JAZZ(サッチモ)をかけてくれました。
出てきた音にびっくりしました。想像していた古い映画の一場面で流れるような音とは全くと言っていいほど違いまして、迫力があり艶やかさがあり、直にこころに響くのです!
店主さんのもともとの業務はネオン看板業。
LEDサイン普及により、少し業務を縮小することにされ(ここがなくなると、修理関係は大阪か九州に頼むしかないそうだ)、工場の一部を改装し、趣味で長い間集めたレコードを聴かせる店を2013年に開いたそうです。
「ネオンも捨てたもんじゃないね」
屋上をみながら店主さんが帰り際におっしゃっておられました。
音楽に興味のある方はぜひ「体感」されてみてください、私もまた行こうと思います。
わが社には宿泊体感型モデルハウスがあるぞ レレレのおじさん たむらでした