最近のブログで紹介されている、
【祇園の家】MA様邸に関して僕も少し紹介
MA様は数年前にはじまりの家へお越しいただき
数年越しに家づくりのお手伝いをさせていただくこととなりました。
奥様のご実家【祇園の家】をどうするのか?
ご両親が建築した思い出の詰まった家をリフォームで再建するのか?
お子様・お孫様へ残す為に、新築にするのか??
最近はこのようなご相談も増えてきました。
「どちらが良いですか?」というご質問。答えに困ることが多々あります。
現在の技術の進化で確かに、断熱や気密に関しては
格段の進化が成されています。
そうなる反面、技術を機械に頼り効率化を図る為
工期は短縮されますが、人間の技術が劣る箇所もでてきます。
昔の家をみると時間を掛けて工夫した様が、ものすごく感じられます。
もちろん、全面リフォームすると耐震性・断熱気密性は
現在の新築並みに向上させることは可能です。
コストも新築と同様に必要ですが。。。
後は、【思い出】をどう考えるか!という部分が大事と思います。
そこで、タイトルの【同じ夢が描けていますか?】という言葉を大切に
意思決定を後押しできるようにしています。
同じ夢の対象は夫婦ではなく、
ご両親、または先代の意思です。
お亡くなりになられていれば答え合わせができないのですが、
その時は、住まい手とつくり手が強い想いをのせて考え、
つくっていけば必ず正解に辿りつけると思っています(*^-^*)
ご両親はどんな想いで家を建築したのか??
家族の為?自分の為??
住宅の長寿命化により、昔と今ではその想いも変化していると思います。
その時の想いを様々な事から頭を巡らし考えます。
リフォームという決定をすると、昔の思い出を感じれるように
間取りを今の家族にマッチさせて考えていきます。
もちろん建替えという意思決定をされると
幼少期の大切な思い出の詰まった家が無くなるという
なんとも言えない感情になると思います。
思い出の植物を大切に残し解体
しかし、使用できる部材を確保し、違う用途でも活用する。
解体前に使用できそうな部材の確保
今回の【祇園の家】では居間にあった棚や、床の間にあった部材を
活用して、TVボードを制作しようと考えています。
また、洗面にあったガラスを洋間の扉に活用など
空間に居ながら【なつかしい思い出】を感じてもらえるように。。。
また、庭は昔そのままに残し、L.Dに居る時は、
できるだけ昔と同じ【景色】となるように、
間取り計画と配置計画をしています。
「お父様、あの頃のお父さんと同じ夢が描けていますか?」
家が完成し、MA様がお過ごしになられて答えがでますね(^^)/
そんな想いのこもったMA様邸の地鎮祭を無事に終えることができました。
カメラマン役になった河名くんにもお気遣いをいただき、
貴重な3ショットを(^^♪
いつもお心遣い本当にありがとうございます。
昔の思い出と今の技術の融合の家を必ずご満足いくように
これからもお手伝いをしていきたいと思います。
MA様よろしくお願いいたします。
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