実践編は次回ですのでひとりで参加させていただきました(しかし河名君も誘えばよかった(-_-;))講師のM's構造設計 佐藤先生は全国で構造塾を開催し木造住宅が少しでも地震で倒壊、全壊しない。家本来の安心安全、命だけでなく暮らしも守り続けたいという思いを熊本地震などの倒壊してしまったお家の写真も例にあげ分かりやすくお話いただきました。そのお話の中でブログの頭にあった写真=つみきですね。小さなお子様がおそらく早い段階で柱を2本建てて横に1本置くという分かりやすい遊び。
木造っぽくするとこんな感じ。でもでも大人達は単純ではなく良くいえば工夫します。
こんな感じで真下に柱を置かなくても連結して横に木を置きます。そして...
その木にさらに連結させて木を横に足します。なんとな~く分かっていただけますでしょうか。木はたわみます。子どもが遊ぶつみきはたわみ①。でも最後の画像はたわみ①+たわみ②+たわみ③ですね。そのたわみを軽減させるために木の太さを大きくします。何か違和感を感じますよね。
このプラン 悪い箇所がちょこちょこあります。
部屋の大きさ、窓の大きさ、階段の配置を先行で考えてしまい柱や梁が後付けになってしまっている例ですね。柱を置きたいけど窓をつけたいから→説明が必要になります。
つづいて階段の壁の真下に壁がないパターンです。階段下を有効に使うために仕切る位置を上と下をそろえない。佐藤先生いわく1階と2階を考える設計者が違うのかと思ってしまう=本当ですね。(講習ではもっと分かりやすい例だったんですが...伝えるって難しい!)今回講習会のあったビルも新しいさもありますがカッコいいんです。1階からとても高い階まで同じ位置に柱があります。
そこに窓がないとかっこ悪いから柱をずらすようなことはしてません。柱と梁で囲まれた構造グリッドがありそれをイメージしつつプランをつくる。そのとても大切な部分が後回しになり大人の工夫で施工する...違いますね。シンプルイズベスト!という言葉を根本的、素直に考えてより良い家づくりをしたいと思う一日となりました。次回は6月6日!ドラえもんが頭に浮かぶ昭和人間でした。
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