年に何度かは来るという台風。今日午後この広島に最も
接近する台風3号。通過する時間が日中なので、なぜかホッと
します。これもこれといった影響がなかったせいかも
知れません。これがこの前の大雨ではないですが、夜中
だったら落ち着いて寝れません。とにかくよかったです。
さて現場ですが、この前の石綿除去の続きです。
床・壁・天井とバチバチに養生して、労働基準監督署と市役所の
検査を受けます。これをパスしないと除去作業できません。
室内の出入りには、このセキュリティルームという3層に分かれた
室を使用し防護服に着替えます。出る時はここで服・シューズカバー・
手袋に付着している石綿を掃除機で取り除き、それらを脱ぎ捨て
廃棄用の袋に入れ、次の室でエアシャワーを浴びて体に付着
している粉じんを落とし、最後の室でマスクを外し所定場所に
保管して新鮮な外部に退場となります。
中の湿度は90%を超えます。この時期の連続作業は30分が限度のようです。
スクレーパーで除去していきます。手作業です。 |
除去した石綿を廃棄用のビニル袋にいれ、その上からまたビニル袋を
かぶせて、廃材の保管庫に入れて、いっぱいになるまで一時保管します。
これには、特別管理産業廃棄物管理責任者の資格が業者のみならず
私たち元請けにも要求されます。その資格がないと処理できません。
また広島県には、この廃石綿を受け入れる処理施設がなく、隣の県まで
行かないと処理できません。またそれには隣県の知事の承諾も必要です。
監督員の検査です |
翌日、養生撤去前の濃度測定 |
除去作業が済むと監督員の検査を受けます。OKが出ると濃度測定して
養生を撤去、清掃して除去工事の第一弾は終了です。
そして除去後の仕上げ作業とはいっていきます。
今回はここまでです。それではまた。ながたでした。